その3　斬られ斬られて

かわいいかわいい甥が、２人います！！５歳と２歳ですが、普通なら、この年頃のヒーローといえば「仮面ラ○ダー」や「デカレ○ジャー」といった戦隊ものや、アンパン○ンなどですよねぇ・・。しかししかし、上の子の好みはなんと「時代劇」。・・・・渋すぎる。ヒーローは「子連れ狼」「闇を斬る！」「三匹が斬る！」などなどに登場する凄腕の剣士たち。もちろんマツケンの暴れん坊将軍も「しんさん！！」といってはお気に入りです。紅白歌合戦も眠い目をこすりながら、「マツケンサンバ」の登場まで起きていて応援していました。　中村獅童さんの「丹下左膳」もお気に入り。「てめぇ、斬ってやる」と凄みを持って斬ってきます。

　さて、私「ちゃん」が家に遊びに行くと、さっそくプラスチックの剣を持たされて、大剣戟です。もちろんちゃんが斬られ役＝越後屋とか悪い勘定奉行！！。時代劇をいつも見ていて、殺陣を憶えているから、すごく強い！！しかも手加減なしで斬ってくるから、危なくてしょうがない！！切っ先が、指先やくるぶしに当たると、青あざになります。必殺の「突き」にも油断はできない。何回も何回も斬られては立ち上がり、斬られては立ち上がりの繰り返し。　そして、もっと怖いのが下の子。お兄ちゃんの真似をして、脇差しを振りかざして攻めてきます。上の子に斬られてへとへとになっている「ちゃん」を容赦なく広い部屋に引っ張って連れて行き、振り返りざまにいきなりバッサリ！！手加減なし。（痛すぎ。）２人のこどもに斬られまくりの様は、「親の仇討ち」そのもの。斬られ斬られて、ちゃんは今や、名斬られ役です。そしてそして、こんな幸せはありません。また遊ぼぉねぇ！！（2005.3.11）

〈追記〉

この頃は、よーく甥っ子たちと遊びました。今では中学生と小学校の高学年・・・・・。月日のたつのは早いですねぇ。いつまでもいつまでも大切な思い出です。（2014.2.21）