その30 呆けてしまった
このHPにたびたび登場するA氏からこのような話を聞きました。A氏の知人が、幹事として、会社の慰安旅行の計画を進めていたそうです。彼は交通アクセスの便や、宿の手配、搬入する弁当など、忙しい仕事の合間を縫って、或いは仕事が終わった深夜に、予算とにらめっこしながら旅行代理店なみに一生懸命準備をしていたそうです。(かなり入れ込んでいたようです。)
さてすべての準備が完璧に終了し、あとは明日の出発を待つばかりでほっとしたA氏の知人でした。そこに意外な知らせが・・・・。それは「今年の慰安旅行は急遽中止」という知らせ・・・・・。それを聞いたA氏の知人は絶句、そしてショックのあまり「呆け」てしまったとのことです。
慰安会が中止になったことで、一生懸命準備を進めていた幹事さんが「怒ったり」「がっかり」したりしたというのならまだわかりますが、まさかあまりのショックとはいえ、「呆け」てしまうなんてことがあるのでしょうか??
A氏に「ちょって絶句しただけでしょう?」とか「「えっ??」という程度のリアクションでしょう?」と確かめたのですが、A氏は「彼は呆けてしまったよ。」と断言するのです。その会社の慰安旅行を楽しみにしていた他の社員も「中止は(精神的に)きつかったなぁ・・・。」と感想をもらしていたとか。
まあ、いろいろなことがあるものだなぁ・・・・と思いました。なおA氏の知人は、今はもちろん立ち直っています。(廃人になってしまったわけではありません。なお彼の趣味は「ジェンガ」だそうです。ジェンカではありません。)(2006.3.13)
〈追記〉
あの時、この旅行を楽しみにしていた人がいて、中止の決定は精神的に相当きつかったらしいです。(2014.5.10)
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