その127 三光丸
かつて奈良県をドライブしたときのことですが、道々の電柱に「三光丸」の看板がありました。三光丸に助けられたことを思い出し懐かしく思いました。
自業自得ですが、飲み過ぎの二日酔いでもうどうしようもないつらい状態の時、三光丸を飲んでどうにかこうにか乗り切ったのです。
三光丸はセンブリ、オウバク、ケイヒ、カンゾウという和漢の生薬を配合した丸薬で、胃弱・食べ過ぎ・食欲不振・もたれ・胸やけ・はきけなどの症状を改善してくれます。後醍醐天皇以来の古い歴史があります。
三光丸は家庭用配置薬で、置き薬という形で販売されるようです。すなわち、あらかじめ各家庭に薬がおかれて、利用した分だけ後でお金を払い、利用分はまた補充されるわけです。当時どうして三光丸が家にあったのかはわかりません(我が家は基本的に富山の広貫堂の置き薬がありました、熊の胃(熊膽圓)とか赤玉はら薬、ネオ真治)。
でも何とか手元に置いておきたいなぁ・・・。そんな三光丸です。(2012.9.6)
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